中学受験実体験!いよいよ受験当日!豆太 運命の日 ≪26≫

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中学受験体験記
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受験当日!豆太 運命の日

 1月最後の土曜日。1年で一番寒い時期です。

ついに、受験日。当日です。

 

630に豆太を起こしました。

体温39度超。

直接触る前から熱気がくるほど、熱かったです。

 

 

私

でも、大丈夫。

試験は午前中だけ。

面接は午後一で終わる予定(インフルエンザの子供を先に面接してくれるので早めに終わる)予定なので、解熱剤を飲めば大丈夫。

と、豆太に言い聞かせながら自分を励ましていました。

 

親は別室待機して、何か異変があれば携帯に連絡すると言われていたので私の携帯充電100%にして準備完了。

中学受験の試験会場へ到着 

800までに受付で、745頃に到着。

受付のために長い行列が出来ていました。

豆太はインフルでフラフラしつつ、行列に並びながらビニール袋に吐いていました。

前後の子供にうつしてしまうのではと心配しましたが、

私

仕方ない。ごめん。

 受付で受験票を出して、豆太は別室に連れていかれました。

親の私が、待機所として案内されて向かった先は体育館でした。

 この体育館、本当に寒かった。

ストーブを1個置いてありましたが

 

私

広い体育館に、意味あるのかしら?

置かなくても変わらないのでは?

ブルブルブル。

 

と思うような小ささ。

せっかく置いていただいたご好意はありがたいので文句言ってはいけませんが。

事前にわかっていたら絶対に膝掛けとか用意してきたのに。

 iphoneの充電ってなんですぐ無くなるのか・・・

私のように、待機の親が20人くらいはいたでしょうか。

思ったよりも、たくさんいるなぁと思いながら、携帯を確認したら、充電が

5%。

私

えぇぇぇぇと2度見しても5%。

本当に焦った。

モバイルバッテリーを持っていなかったので、このままだと電源が落ちてしまいます。

豆太の体調変化で、いつ連絡がくるかわからない状況なのに。

 

あとから知った事ですが、携帯は寒さで冷たくなってしまうと電池を消耗して温めようとするらしいです。

私

寒いのはお互い様だからって突っ込み入れたい。

 もう仕方ないので、トイレに行くふりをして学校を抜け出しました。

コンビニに向かって猛ダッシュしました。メロスの気持ちです。

コンビニが徒歩1キロくらいあったでしょうか。

走りきるには距離が長い。泣きそうでした。コンビニでモバイルバッテリー2個、ホッカイロを購入して、またこっそりと体育館に戻りました。

 本当にバクバクでした。

私

不信な動きをして、怪しまれたらどうしようかと・・・。

オラ、悪さはしてねえでげす。

幸い、誰にも見咎められることはありませんでした。

 

携帯の充電が怖いので、暇潰しに携帯をいじることも出来ず。

私

これ超しんどい・・・。

ただひたすら、凍えそうに寒い体育館で時間が経つのを待っていました。

 

保健の先生からドクターストップの電話が

お昼頃だったかと思います。

公立中高一貫校の保健の先生から、電話がありました。

「体温が40度を超えています。本人は気丈に大丈夫ですと繰り返しています。けれど、本当にフラフラで心配です。」

お礼を言って、

私

本人の好きにさせてください!

とお願いしました。

面接を一番にしていただけるそうです。

 体育館で、この受験を振り返っていました。

色々な想いがありました。

頑固な豆太に怒り・呆れ。

私

でも良く頑張ったなぁと。

たとえ、結果がどうでも。

頑張った事が豆太の力になればいいなぁと。

 終わりました、と呼ばれて豆太の顔を見たら。

その場、大声で泣きだしてしまいそうでした。

 

私

豆太が笑っていたから。真っ赤な顔して。

 

全てが、報われたように思いました。

 

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