中学受験までラスト4ヵ月は過去問の繰り返し
豆太はK先生からの課題を鬼気迫る勢いで進めていました。
K先生からは10回繰り返し、と言われていましたが20回以上繰り返していました。
それは本当に本当に大変なことで、良く頑張っているなぁと思っていました。
冬季講習は、選択という名の強制です。
問答無用でお金が引き落とされていきます(泣)
通常コースのほかに、小論文(言い方は違うかもですが、要するに小論文)コースもありました。
豆太は理系寄りの成績をとってきますが、文章を書かせると意外と説得力のある文に仕上がってきます。
豆太自身も、文章を書くことに苦手意識はなくスラスラと書いていたように思います。
中学受験生の冬休みのお休みは?
お休みは、大晦日・元旦くらいだったかなぁ。
豆太よりも、塾の先生の方が大変だなぁと思ったような気がします。
実は、詳細はあまり覚えてないのですよ。
直前期は意識して、何も言わないようにしていました。
親が出来ることはお金と送迎くらいですし、秋口に一時下がっていた豆太のテンションも回復していたように思います。
早く終わってほしいという気持ちと、このまま入試日が来なければいいのにという、ぐちゃぐちゃな気持ちで日々祈るように過ごしていました。
大人の私が、大混乱しているのです。
小学生の豆太は、どれほどのプレッシャーと戦っていたことでしょう。
小学校の授業と、受験勉強の両立の難しさ
その間に、学校では音楽発表会などの行事がありました。
高校受験はほぼ全員が受験生なので学校も配慮してくれますが、中学受験では誰も気にしてくれません。
豆太が受験に追い込まれていようが、学校行事をこなすためにリコーダーの練習をしなければいけません。
合唱歌を暗記しなければいけません。
豆太は学校行事にも手を抜くことなく、文句を言うでもなく元来の真面目な性格に恥じない学校生活を送っていました。
六年生、冬休み明け
冬休み明け。
1月に入って、毎年恒例。インフルエンザの学級閉鎖の噂がちらほらと聞こえ始めました。
豆太は変わらず。
塾の課題と並行して十数回過去問を解き直して、
いい加減飽きてきた。
と笑っていました。
そんな時に、K先生からの新たな提案です。
私立中学の入試を、公立中高一貫校の問題で行うところがある。
つまり本番前に『試験・面接』の予行練習を受ける事が出来る。
合否は翌日には出るので合格して勢いをつける事ができるよ。
受ける・受けないは自由、けれど本番前に試験の雰囲気に慣れておくのもいいのではないか。
その私立中学は偏差値40くらい。
豆太の普段の成績を考えれば、滑り止めくらいの感覚でした。
豆太に、どうするか聞くと
受けてもいいよ。
なんだそれ。
もっと気合の入った返事をしなさいよ。
受験料だって3万円かかるのに(怒)
いちいち高いぞ~。このやろ~。
かえせ~。
サラリーマン父とも話合い、気楽に受験してみる事にしました。
力試しに三万円の私立入試を受けてみる
私立の受験出願って、本当に簡単になったのですよ。
インターネットでポチポチ申込みして、受験料はクレジットカードで支払いして終わり。
受験票をプリンターで印刷して受験会場に行くだけ。これだけ。
私が受験する時は銀行に振込に行って、書留で郵送して・・とか面倒だったし。
窓口が空いてる時間にしか出来なかったし。
時代は変わりましたね。夜中でも簡単に手続き出来るので学校の期日前ギリギリでも出願可能なわけですよ。
かくして、お出かけ雰囲気で私立受験へと向かった豆太親子。
さてどうなる。
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